NPO法人 障がい者福祉推進ネット ちえのわ
主催の研修会がありました。
障がいを持つ子どもの支援をしている方や、
支援児の親御さんのお話等を聞きました。
障がいの有無や発達の速度に関わらず
同じ社会、地域で一緒に生活していく「インクルーシブ」
が進むなかで、一人ひとりの成長や関わり合いを
大切にしていくのはとても大切なことです。
障がいには“障がい”と呼べるべきものなのか分からない
色々な発達の仕方があります。
触覚(聴覚)過敏などもその一例ですが、
触り心地や温度、大きい音などに人一倍敏感になってしまうことは
本人にとっては大きな壁になり得ます。
決して悪いことではなく、
きちんと本人の気持ちに寄り添い
少しずつ少しずつ慣れさせていくことが必要です。
お話しして頂いた例話に
シーツの感触が苦手な子がいました。
シーツの感触が不快に感じてしまい、
時として嘔吐してしまうほどだそうです。
そんな子に対して、無理矢理慣れさせる
のではなく、タオルケットを敷いてあげたり
素材そのものを変えたりすることで
「ベッドで寝ること」に慣れさせていくことが必要だそうです。
無理強いすることで
ベッドに寝ること自体が嫌いになり、苦手になってしまいます。
完全な自立ではなく
自分でやろうとする力
をつけることがより大切です。
そのためには、やはり
「褒める」ということが大切で
「できた!」という体験がひとつでも多く必要になります。
発達の速度に関係なく
子どもたちとの関わり方を
改めて見直すきっかけになりましたし
親御さん方も共有していただければと思います。
【参考文献として紹介された絵本】
どんなかんじかな
ふしぎなともだち
すずちゃんののうみそ